【BDセーフティーランセット 医療機器承認番号 21900BZX00737000】
◆検体◆血液(DSろ紙1枚)
◆検査項目◆HIV-1,2抗体
◆検査法◆PA法
◆正常値◆陰性(-)
◆異常値◆陽性(+)
◆検体の作成方法◆
専用のろ紙に指先から採った血液を染み込ませて、1枚の検体を作成していただきます。
HIV感染が成立すると、まず、感染後、
約12から13日目に、血中にHIV抗原(p24)が出現してきます。
次に、これに遅れて(感染後、約18から19日目)、
HIV抗体の血中出現をみます。
その後HIV抗原は、
約30日目をピークとして、60日目頃には、血中から姿を消してしまいます。
一方、HIV抗体は60日目頃をピークにして、
そこからはずっと出現したままです。
当院の診療内で行っているHIVエイズ検査は、
p24とHIV抗体(1.2)の両方を検査していきますので、
事実上、感染した時点から13日目には、
感染を証明することが可能となります。
しかし、ここで扱っている郵送検査キット(ろ紙採血)では
採血量および採血法の関係上、HIV抗体(1.2)のみを測定します。
(以前は抗原、抗体ともに測定しておりましたが、現在は抗体のみの測定です。)
したがって当検査を行う時期は、抗体のウインドウピリオド後である、
行為後20日目以降となります。(できましたら21日目以降でお願いいたします。)
そして、さらに心配な方には、行為後8週以降に再度同じ検査をお勧めします。
なぜなら、ウインドウピリオドの算出は、免疫の状態が正常であるという前提で行われています。
ごく少数の免疫異常を示す方には、21日のウインドウピリオドが適応されない場合があるからです。
実際の検査では、BD社 (Becton, Dickinson and Company)製の
セーフティーランセット(採血用針)を用いて、指先に針刺しによる傷をつけ、
そこから出てくるわずかな血液を、専用のろ紙にしみ込ませる、
といった非常にシンプルな方法で検体を作成します。
ここまで読むと、その方法に怖さを感じる方がいらっしゃると思いますが、
やってみると、アレっという感じで、すぐ終了してしまいます。
また最近、針の使いまわし(再利用)事件を受けて、当研究所にも、
「おたくの針はリサイクルですか?」という質問が来るのですが、
私が医者になった20年前から、
私の身辺では、針のリサイクルという行為は、
見たことも聞いたこともありません。
なので、「そんなことあるわけないです。」といちいち説明していましたが、
とても大変なので、「再利用できない針」というのを採用することにしました。
そうして選んだのが、この、BDのセーフティーランセットなのです。
当店はアフィリエイトサービスを介して各種性病STD関連に関する商品を紹介しているパートナーサイトです。
画像や文章の無断転載を禁止とします。